むし旅の諸橋直子です。
まだ3月なのに、何だかもう蛹化する気まんまんな幼虫が1匹ますよ。
どうも飼育ケースの底で動かない幼虫が1匹いたので、マットの清掃もかねて掘り出してみました。
清掃後、飼育ケースに戻すもどうも潜っていかない。
病気か??と思い、同居中のもう1匹の幼虫を念のため別の飼育ケースに移し、様子を観察することにしたのですが、どうも土の上をずり刷り這いずり回って、くぼみを作ってはその中に納まってじっとしてどうしても潜ろうとしない。
おかしい…と2日ほど観察を続けてみましたが、まさか蛹化する気じゃないよね、と思いつつ試しにマットをまあるく掘って、その中に幼虫を置いてみました。
そうしたら、写真のように立っている。
…国産カブトの蛹化は5月くらいだろうから、4月くらいになったらマットの最後の交換をして、などとのんびり構えていたため結構焦りました。カブトの幼虫飼育は今回が初めてなのに「おいおいおい、いきなりハードルの高い幼虫来たよ…」という感じ。
3日経った今朝の様子がこちら。幼虫の身体も結構飴色になってきていますし、体表もちょっとカサカサした質感になってきました。
なのでもう、これはきっと蛹化するのだろう…と考え、マットをさらに深く、縦長に掘ってそこに幼虫を入れ、引き続き観察することにしました。
蛹化した後で、人口蛹室も考えようかな、と現時点では思っていますが、もし前蛹の段階で人口蛹室にした方が良いようであれば、材料をそろえて人口蛹室を作成しようと思います。
とりあえず、デリケートな時期なので、しばらくは様子を見守りつつそっとしておきます。
余談:
私は北海道札幌市で国産カブトの幼虫を飼育しています。冬は室内でもかなり寒くなるので、リビングルームで20度前後で飼育していました。なので幼虫たちは冬眠するわけでもなく、割とアクティブに活動していましたし、マットももりもり食べて糞をゴロゴロしていました。
最近になって少し暖かくなり、室内温度も高くなってきたので6匹飼育中の幼虫のうち、1匹が季節感を取り違えてしまったのかな、と考えてます。
とりあえず、他の5匹は気温が低めの部屋に移し替え、まだ冬だよ、と知らせるようにしています。
もし無事蛹化、その後、羽化と続けばかなり早い時期にカブトムシの成虫に会えるので、それはそれで楽しみです。
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