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図鑑 | むし旅 - Part 4

002:きらめく甲虫 / 丸山宗利

こんにちは。

むし旅の諸橋直子です。

 

今日も読んで楽しい「昆虫本」について書きたいと思います。

 

 

 

昆虫学者である丸山宗利(まるやま むねとし)先生の本。

 

丸山先生と言えば、NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」でも有名です。

 

とりあえず表紙の美しいこの本を読もう…と図書館で借りてきたわけですが、この本「深度合成写真撮影法」という、ちょっと特殊な技術で撮影されています。

 

これって、写真に詳しい方であればご存知だと思いますが(昆虫好きの方は、写真が好きで昆虫写真撮影が趣味、という人も多い)ものすごく簡単にいうと、

 

  • 写真全体にピントをがっちり合わせた写真を作る

 

という感じになります。

 

写真撮影していると、同じ風景や物でも、ピントが合う位置が微妙に変わってきます。

 

手前にピントが合うときもあれば、中央、遠い場所、どこかにピントを合わせれば別の箇所がぼける。

 

そうやって、ピントが合う位置が異なる写真を複数枚撮影しておいて、Photoshop等を使って最後にどん!と合成します。

 

そうすると、全体的にピントがばっちり合った写真ができあがるよ、というやり方ですね。

 

→ 参考:全体にバッチリピント!被写界深度合成を風景で使いこなす!
  http://logcamera.com/hishakai-kosei/

 

そういう撮影方法を使って作られた写真が載っていますので、甲虫の写真がとにかく美しいです。

 

虫ってこんなにきれいなんだな…と、ついこの前まで虫が苦手だった私でも(ゲジゲジ系はいまだに苦手ですが)わくわく楽しみながら読むことができます。

 

このクオリティにしては本の価格もとても手ごろに感じたので、図書館で借りた本を返却後に、書店で自宅用に購入することにしました。

 

図書館で本を借りると、数十冊に1冊くらい、こんな風に「手元に置いて繰り返し見たい!」という本に出会えるのでいいですね。

 

ちなみにこの本を読んでいると、北海道には「オオルリオサムシ」の仲間がたくさんいて、しかも美しい種類が多いんです。

 

「北国の宝石」というタイトルでP26に掲載されていますが、虫って寒い地方だと地味な色が多いと勝手に思い込んでいた私は、かなり感動しました。

 

あと、世界の美しい甲虫が本当にたくさん掲載されているので、

 

「ああ、ニジイロクワガタを見にオーストラリアに行きたいな」

 

という風に、昆虫旅行の行き先の参考にもなります。

 

(そしてやはり、マレーシアにはカブトムシ以外にも、いろいろ面白く美しい昆虫がごっそりいる模様…)

 

というわけで、純粋に美しい甲虫鑑賞用にもおすすめですし、世界にはこういう甲虫がいるんだなあ!と勉強にもなるので、気になる方はぜひ書店などでチェックしてみることをお勧めします!

 

 

 

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