むし旅の諸橋直子です。
2017年の8月にカブトムシを我が家に迎えて以来、
- どうやって飼育したらいいのか?
- 野生のカブトムシはどこで見られる?
といったことを調べました。
その際、ネットで情報収集もしましたが、本にもかなり助けられました。
そこで、同じ様に
「カブトムシの飼育は初めてだなあ」
「どこに行けば、カブトムシを捕獲できるのか」
「どうやって虫のことを勉強したらいいのか」
という風に情報を探している人に何らかの役に立つといいな、と思い、読んだ書籍もアーカイブとしてまとめておくことにしました。
ネットの情報も色々有益だし、本には本ならではの詳しい情報もあります。
両方うまく活用して、飼育している昆虫に快適な生育環境を提供できるといいですね。
そういうわけで、まず我が家で最初に購入したのがこの本です。
|
日本は縦長で、エリアによって地域差がありますよね。
図鑑などの情報は、主に首都圏を中心に書かれているので北海道在住の我が家の場合、地域差を差し引いて色々考えないと、どうしても情報にズレが出てきます。
気温も湿度も違いますし、植物の種類も違います。
日本の気候は、ほとんどの地域は 温帯 に属し、温帯のうちの温暖湿潤気候に属する。だが北海道や東北地方は 亜寒帯(冷帯) に属する。 また、南西諸島の気候は、亜熱帯という、熱帯と温帯のあいだのような気候である。
(出典:さまざまな面から見た日本 地理 気候)
私が住む北海道は亜寒帯…。
そういう地域差による情報のズレは、北海道の虫、にフォーカスした書籍で補おう!と購入した次第です。
よく、一般的な書籍にある「昆虫が集まる樹液のでる樹木」として「クヌギ」がありますが、北海道に「クヌギ」はありません。
「クヌギ」は岩手県・山形県以南に分布する、というのが一般的な考え方です。
なので、北海道で「クヌギ」を教科書通りに探しても徒労に終わりますし、だったら代わりに「ミズナラ」の木を探そうよ!という感じになります。
この書籍にはそういった、具体的な北海道に合わせたアドバイスがあっていいですね。
(「ミズナラ」はクヌギより寒冷な地域を好むので、北海道でもよく見かける、ポピュラーな樹木です)
書籍の情報を参考にするときは、その内容がどのエリアを中心に書かれているか?を考えて、自分の住んでいる地域に合わせて適宜、情報修正しながら読むのがいいですね。