むし旅の諸橋直子です。
昨日、我が家のカブトムシ成虫:カブさんが亡くなったのですが、その時家にいたのは私だけ。
小学校から帰宅した小学1年生の息子に「カブさん死んだよ」と言ったら「えええええ」と驚き、夫にもメールで「カブさん死んじゃいました」と知らせてあったので、帰宅後にお別れ会を開催。
とはいえ、カブさんの一人ひとりお礼を言ったり、撫でたりなどする感じでした。
いろいろ迷いましたが、標本にしてはみたいがどうにも素人が作ると腐敗臭は避けられないとのことで、カブさんとの思い出が腐敗臭でかき消さるのもどうかと思い、土に返すことにしました。
(個人で標本を作ったり、研究目的で標本を管理している方たちのことは素直にすごいなあと思いますし、博物館などで貴重な標本を見られて勉強になっていることに感謝しています。
ただ、自分で作るとなると技術的にも無理かな、という判断です)
古事記に出てくる、イザナミ・イザナギ神話のように、亡くなった奥さんを冥土に取り返しに行ったら、既に奥さんは冥界の住人になっていて、醜く腐った姿になっており、挙句の果てに「よくも見にくい姿を見て恥をかかせたな!」と追っかけてくるっていうのがあります。
カブさんとの楽しい思い出はそのままに(思い入れが強いため)、今回のケースではきれいな姿で土に埋め、土に返すのがいいのでは、という話になり、早々に庭に埋めることにしましたよ。
息子が「かぶさん」と書いた紙を一緒に埋めてあげたいというのでそうすることにしました。
カブさん、名前も一緒に土に持っていくといいよ。
我が家の庭に埋めて、ティーライトキャンドルがあったので灯してみました。
カブトムシは土の中で生まれて土を食べて成長する虫なので、土の帰るのは家に帰るようなもの。
だからカブさんは家に帰ったんだ、と思うことにしています。
今年の夏から秋にかけて、カブトムシと一緒に過ごせたことは本当に楽しい思い出です。
我が家には、カブさんとは直接血のつながりはありませんが、カブトムシの幼虫が6匹います。
まだまだカブトムシ飼育は続きます。
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